サンズチャイナ社、2013年業績過去最高
- 2014/2/15 13:44
- 産業・経済
ヴェネチアンマカオなどを傘下に持つカジノ大手のサンズチャイナ社は2月14日、2013年の業績を発表。通年利益は前年を79%(12.357億米ドル)上回る22.149億米ドル(日本円換算:約2,254億円)となり、過去最高。今年1月24日の取締役会で中間配当1株あたり0.87香港ドル、特別配当0.77香港ドルの実施を決定している。
サンズチャイナ社のシェルドン・アデルソン会長によると、2013年に同社傘下のリゾートを訪れた旅客はのべ6,300万人で、12月単月では600万人超だったという。また、今後も同社施設とサービスの向上を通じ、ビジネス及びレジャー目的地としての吸引力を高め、マカオ経済の多元的発展、マカオ市民へのよりよい就業機会の提供に努めたいとしている。
2013年度のサンズチャイナ社の純利益は前年比36.8%(65.114億米ドル)増の89.790億米ドル、調整後EBITDAも同46.7%(9.228億米ドル)増となる19.777億米ドルとなり、ともに過去最高を記録。

ラスベガスサンズグループのシェルドン・アデルソン会長(資料)=2012年マカオにて撮影―本紙撮影