マカオ、カジノホテル入口を狙ったスリグループのメンバー逮捕…旅客3人が被害

 マカオ司法警察局によれば、昨年(2023年)11月中旬から12月末にかけて、新口岸地区とコタイ地区にあるカジノ併設ホテルの入口で何者かにぶつかられた後、現金がなくなっていることに気づいたとするスリ被害の通報が3件あったとのこと。

 いずれも被害者はインバウンド旅客で、3人合計の被害額は約12万香港ドル(日本円換算:約222万円)に上るという。

 同局は1月4日、上述の3件スリ事案ついて、調査分析を経て7人から成る中国人(中国本土居民)スリグループによる犯行であることがわかり、このうち3人(40〜49歳)を12月31日夜にコタイ地区のホテル門外で逮捕することに成功したと発表。同局の調べに対し、3人は関与を否認したというが、全員を加重窃盗及び組織犯罪の罪で検察院送致する方針。

 同局では、このスリグループが細かい役割分担をした上で犯行に及んでいたとし、残るメンバー4人と盗んだ現金の行方を追っているとした。

マカオ司法警察局(資料)=本紙撮影

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