マカオ、カジノで負けスリに手を染めた中国人の男2人逮捕

 マカオ治安警察局は1月5日、カジノで負けたことをきっかけとしてスリに手を染めた中国人(中国本土居民)の40〜50代の男2人を相次ぎ逮捕したと発表。

 同局によれば、いずれもマカオの観光名所として知られるマカオ半島の歴史市街地区一帯で年初に実施した防犯パトロール中に発見したものという。

 最初の事案は1日午後、パトロール中の警察官が大三巴街で群衆の中を徘徊しながら通行人を観察する動きをしている不審な男を発見し、追跡監視を行っていたところ、男が女性観光客に近づき、女性の外套のポケットの中からスマートフォンを盗んだ後、急ぎ足で方向転換して逃走を図ったため、すぐに男を制止して取り押さえ、スマートフォンを奪還。2件目は2日午後、パトロール中の警察官が新馬路で群衆の中を徘徊する不審な男を発見した後、男が男性観光客のバックパックの中から財布を盗み、八角亭方向に逃走を図ったため、追跡を開始し、南灣大馬路で取り押さえることに成功し、財布を奪還したとのこと。

 同局の調べに対し、両人ともマカオへ来てカジノで負けたことが犯行動機と供述したといい、同局では両人を窃盗罪で検察院送致するとした。

窃盗の現行犯で逮捕された男ら(写真:マカオ治安警察局)

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