マカオ半島南岸の沿海緑地回廊第2フェーズの概要が明らかに

 マカオ政府による都市総体計画(2020-2040)に基づく再開発プロジェクトのひとつ、「マカオ半島南岸沿海緑地回廊プロジェクト」第2フェーズの概要が明らかになった。

 1月17日に市政署(IAM)が会見で発表した内容によれば、プロジェクトの範囲は嘉樂庇總督大橋の西側から融和門にかけて、総面積は約6万平米で、親子遊び、レジャー・フィットネス、親水景観を3つの機能空間軸とし、良質で大規模なし沿海レジャー・レクリエーション空間をデザインするとのこと。

「マカオ半島南岸沿海緑地回廊プロジェクト」第2フェーズのバリアフリー沿海レジャー遊歩道のイメージ(図版:IAM)

 同プロジェクト範囲内では、道幅5メートルのバリアフリー沿海レジャー遊歩道と道幅4メートル、長さ約1300メートル(一周約2600メートル)のサイクリングロードが全体を貫く主要な動線になるという。

 また、施設配置計画資料を参照すると、フィッシングエリア、親子向けアクレチックエリア、展望台、スケボー場、多目的野外広場などが確認できた。

 IAMでは、今年(2024年)末の着工を目指しており、工期は2年を見込んでいるとした。既存の観光名所であるマカオタワーからのアクセスが良く、マカオ市民のみならず観光客からも注目を集めそうだ。

「マカオ半島南岸沿海緑地回廊プロジェクト」第2フェーズの設計総平面図(図版:IAM)

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