香港からマカオへ向かう高速船の機関室から出火…乗客乗員248人全員ケガなし

 マカオ政府海事・水務局(DSAMA)は1月18日正午前、同日午前10時頃に香港・上環の香港マカオフェリーターミナルを出発し、マカオのタイパフェリーターミナルに向かっていたターボジェットの高速船「宇航2011」号が青洲水道2号ブイの東約1カイリの位置を航行中、機関室から出火したが、船員が自力で消火し、乗客239人と乗員9人全員にケガはなかったと発表。

 同局によれば、当該船舶から通報を受け、すぐに救援船を派遣するとともに、緊急対応メカニズムを発動し、関係各部門がタイパフェリーターミナルで警戒及びサポート提供の準備に着手したとのこと。

 その後、当該船舶は無事にタイパフェリーターミナルの停泊位置に到着し、すべての乗客・乗員が無事に下船済みとした。

マカオ政府海事・水務局とマカオ税関の救援船とともにタイパフェリーターミナルに向かう「宇航2011」号(左)=2024年1月18日(写真:DSAMA)

 目下、香港とマカオを結ぶ航路には2社が就航しており、所要時間はいずれも約1時間。

 なお、18日はマカオ半島とタイパ島を結ぶ第4の跨海大橋の工事のためマカオ・外港フェリーターミナル発着便がすべて運休となっており、タイパフェリーターミナル発着に変更されている。DSAMAが提供するリアルタイム情報を参照すると、18日午後の運航ダイヤに目立った乱れは生じていない模様。

無事にタイパフェリーターミナルへ到着した「宇航2011」号=2024年1月18日(写真:DSAMA)

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