全体の49%が中国本土旅客―1月入境旅客統計

マカオ政府統計調査局は2月24日、今年(2014年)1月の入境旅客数統計を発表。総数はのべ2,503,609人となり前年同月比8%の増、うち日帰り旅客が1,344,101人で全体の54%を占めた。今年は中国の旧正月元旦が1月31日だったことから、中国本土旅客の増につながったとみられる。

今年1月の入境旅客の出身地別では、中国本土旅客が前年同月比15%増の1,689,277人(うち個人旅行者832,381人)、省市別では広東省の815,240人、福建省の59,924人、上海市の54,046人が多かった。中国本土旅客が全体の49%を占めた。この他、中国台湾が1%増の77,859人、韓国が12%増の59,143人、一方、香港が3%減の494,149人、日本が4%減となる25,736人だった。なお、長距離地区ではアメリカが1%減の14,483人、オーストラリアが7%減の11,311人、カナダが4%減の5,750人だった一方、ロシアが6%増の4,115人となった。

1月の旅客平均滞在時間は前年同月と変わらず1.0日、宿泊を伴う旅客の平均滞在時間は1.9日、同日帰り旅行者は0.2日。

2012年秋以降、日中関係の複雑化、それに伴う直行便の減便といったものに加え、マカオのホテル価格の高騰による他地域への顧客流出、昨今の円安傾向など複数の要因で日本人旅客の減少が続いてきた。2013年秋以降若干の回復傾向にある。

中国本土とマカオの主要出入口「關閘(ボーダーゲート)」イミグレーション(資料)―本紙撮影

中国本土とマカオの主要出入口「關閘(ボーダーゲート)」イミグレーション(資料)―本紙撮影

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