13年通年小売業販売額23%伸長
- 2014/2/25 12:24
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は2月24日、昨年(2013年)通年の小売業販売総額が660.4億パタカ(日本円換算:約8,474億円)だったと発表。商品別では時計・ジュエリーが204.6億パタカ、百貨店商品が103.9億パタカで、それぞれ全体の31%、16%を占めた。伸び率では通信機器の49%、時計・ジュエリーの39%、皮革製品の27%が目立った。
2013年第4季の小売販売額は前期比14%増の160.5億パタカ。商品別では時計・ジュエリーの販売額が全体の30%を占める55.6億パタカ。その他、百貨店商品が16%、皮革製品が11%、成人衣料が10%を占めた。2013年第4リテール販売総額は前年同期比25%増。そのうち通信機器が64%、時計・ジュエリーが35%、中国式土産食品が29%、百貨店商品が27%の顕著な伸びを示した。
価格要素を除いた今年第4季の小売販売量は前年同期比28%増。明確な伸びを示した商品群として、通信機器が67%、時計・ジュエリー56%のそれぞれ増。販売商品量は前期比13%増で、そのうち成人衣料が26%、化粧品・衛生用品が24%、靴類が24%のそれぞれ増だった一方、家具・照明用品とバイク・パーツがそれぞれ13%、8%の減。
小売業者に対する聞き取り調査の結果では、商品販売数量について68%が第3四半期と比べ増加もしくは安定、32%が減少と回答。価格については小売業者の68%が変わらず、25%が上がった、7%が下がったとした。
前年同期との比較で約66%の小売業者が在庫水準は標準レベルにあったとし、16%が在庫不足との認識。
2014年第1四半期への展望については、19%の小売業者が第4季と比較して販売量が伸びると回答、58%が現状維持、減少が23%。また、価格は65%が安定を維持、上昇が27%、下落としたのが8%。