マカオのMGM系IR施設が天然ガス使用へ完全転換…現地同業で初

 マカオでMGMマカオとMGMコタイの2つの統合型リゾート(IR)を運営するMGMチャイナホールディングス(略称:MGM)は1月29日、マカオ半島にあるMGMマカオがマカオ半島側で最初の天然ガス使用ホテルとなり、コタイ地区にあるMGMコタイと合わせて、マカオのIR事業者として初めて天然ガス使用への完全転換を果たしたと発表。

 同社では、省エネルギーと二酸化炭素排出削減を企業の持続可能な発展に不可欠な要素と位置付け、マカオ政府が積極的に推進するクリーンエネルギー及び再生エネルギー使用と歩調を合わせ、2021年から浦東新区環境保護局及び天然ガス供給会社の南光天然氣と協力し、MGMマカオの天然ガスエネルギー転換に係る工事をスタートし、2023年にマカオ半島とタイパ島の間に跨海天然ガスパイプラインが開通したことを受け、完全転換の実現に至ったとのこと。

 MGMマカオの天然ガス使用への転換により、MGMの年間二酸化炭素排出量を550トン以上削減できる見通しとし、約2万4000本の植樹に相当するという。同社はクリーンエネルギー使用による低排出実現のほか、今後も太陽光エネルギーなど再生可能エネルギーの応用やピュアEVシャトルバスの導入など、さまざまな可能性について検討を続けていくとした。

MGMマカオで開催されたMGMの天然ガス使用完全転換セレモニーの様子(写真:MGM)

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