マカオの観光名所タイパハウスに巨大バレンタインオブジェが登場

 マカオでは年間最大の多客期のひとつとなる農暦新年ホリデーを迎えるが、ホリデー期間中の2月14日にバレンタインデーも存在することから、農暦新年に加えてバレンタインをテーマにしたイベントも各所で開催される。

 バレンタインデーはマカオや香港はもちろん、近年では中国本土でも認知が進んでおり、日本のとは慣習がやや異なるが、大切な相手と一緒に食事をしたり、ギフトやメッセージを贈るという点は共通している。

 このほど、タイパ島の観光名所として知られる「タイパハウス」前に巨大なバラの花束のオブジェが登場し、話題となっている。タイパハウスは、かつてポルトガル系住民が暮らした複数の洋館をミュージアムなどに改装した文化施設群で、フォトジェニックな南欧風の街並みが特徴。オブジェはマカオ政府が推進するタイパ旧市街地の活性化の一環として、マカオの統合型リゾート運営企業のサンズチャイナ社が期間限定で設置したもので、2月13、14日の午後4時と午後5時から各30分間にわたってオブジェの前で無料で楽しめるクラシック音楽演奏会を開くとのこと。同社では、バレンタインデーに合わせてロマンティックなムードを演出することで、エリア一帯にに賑わいをもたらしたいとしている。

 同社はタイパハウス近くにあり、マカオの伝統産業として知られる爆竹工場の跡地を文化施設として再開発した「益隆爆竹工場跡」でも農暦新年ホリデー期間中に中国の伝統文化をテーマにしたイベントを開催するという。

「タイパハウス」前に設置されたバラの花束のオブジェ

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ金融管理局は5月17日、今年第1四半期(2024年1〜3月)のマカオ国際性銀行業務統計を公…
  2.  このほどマカオ政府財政局(DSF)が公表した最新統計によれば、今年(2024年)4月の住宅売買・…
  3.  マカオ政府とコンセッション(カジノ経営権契約)を結ぶ6陣営の一角にあたるサンズチャイナは5月16…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は5月15日、各イミグレーション施設で税関検査の強化を図るとともに、香港税…
  5.  マカオの統合型リゾート(IR)運営6陣営の一角にあたるサンズチャイナは5月15日、コタイ地区にあ…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun