マカオ、文化財の公設市場「紅街市」大規模改修工事がほぼ完成…6月初旬にも営業再開へ

 マカオ半島北部に位置する公設市場「提督街市」。提督街市は正式名称で、一般的には建物外観の色から「紅街市(レッドマーケット)」の通称で知られる。

 紅街市は現役の公設市場として使われている建物の中で、マカオ政府文化局による文化財(芸術的価値のある建造物)認定を受ける唯一の存在。紅街市は開設から80年以上が経過し、老朽化に起因する多数の問題が出現し、従来のメンテナンス方法では対処が困難とされ、2022年から一旦クローズした上、大規模改修工事が進められてきた。

大規模改修工事がほぼ完成した「提督街市(紅街市)」の外観イメージ(写真:IAM)

 マカオ市政署(IAM)は4月5日、紅街市の大規模改修工事がほぼ完成したことを受け、プレス内覧会を開催。同局によれば、検収及び各種設備のテスト段階にあり、5月末にも店舗の引っ越しを行い、6月初旬に営業再開することを目指しているとのこと。

 今回の大規模改修では、文化財の保護とマーケットの整備を両立させることを前提に、柱の置き換え、床面、排水網の再構築、出入口・通路配置・ブース配置レイアウトの最適化、バリアフリー化、空調設備の増設、トイレスペースの拡大と男女トイレの割合見直しなどハード・ソフト面で抜本的な環境改善を図ったとした。

工事が完成した紅街市の内部(鮮魚コーナー)=2024年4月5日(写真:IAM)

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