マカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋「マカオ大橋」が完成

 マカオ政府公共建設局(DSOP)は7月1日、マカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte Macau)」の建設工事が基本的に完成し、各種テスト及び検収、引き渡し作業を進行中と発表。

 同局によれば、マカオ大橋は今年(2024年)第3四半期に開通予定で、開通後は既存の3本の跨海大橋の混雑が効果的に緩和されること、またマカオ半島とタイパ島・コロアン島の間の交通通行能力向上、(マカオ半島の東側沖合の新興埋立地)新城A区の開発から生じる交通需要への対応が期待されるとした。

マカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋「マカオ大橋」が完成(写真:DSOP)

 なお、今年4〜6月は悪天候が続き、暴風シグナル発令日が前年同時期より3割多い20日間にも上り、屋外工事に困難をもたらしたが、11万7000平米ものアスファルト舗装作業については、施工チームが日夜問わず努力を続けた結果、当初予定の105日間より短い102日間で完成したという。

 参考までに、既存の跨海大橋の名称は西側から順に西灣大橋(2005年開通)、カルヴァーリョ総督大橋(1974年開通)、友誼大橋(1994年開通)。

 マカオ大橋は友誼大橋の東側に建設され、全長は3.085キロメートル(うち跨海部が約2.9キロメートル)、片側4車線(計8車線)のほか、電気・ガス・水道・電話といった各種ライフラインも敷設される。

マカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋「マカオ大橋」が完成(写真:DSOP)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局は11月21日、昨年(2024年)マカオの文化産業調査結果を公表。 …
  2.  マカオ政府統計・センサス局は11月21日、今年第3四半期(2025年7〜9月)の民間建築及び不動…
  3.  マカオ政府統計・センサス局が11月21日に公表した資料によれば、今年(2025年)10月の総合消…
  4.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進む中、歩行者の禁止場所や赤信号での道路横断行為が…
  5.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角、SJMリゾーツ社系の衛星カジノ施設のひと…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  5.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…

イベントカレンダー

11月 2025
      1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
« 10月   12月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年12月号
(vol.150)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun