マカオ政府、2025年のカジノ売上を約4兆6800億円と見込む…前年から1割増

 マカオ政府は11月14日、マカオ立法会へ「2025年財政年度予算案」法案を提出した。

 同法案では、来年度のマカオの総合ツーリズム・レジャー産業は来年(2025年)も回復を続け、インバウンド旅客数の増加傾向も続くが、旅行・消費パターンに変化に変化が生じる可能性があると予測。あらゆる要素を考慮し、年間のカジノ粗収益(GGR: Gross Gaming Revenue)については2400億パタカ(日本円換算:約4兆6831億円)になると見込み、これがマカオ政府の2025年予算編成にあたっての主要な財政収入基盤となるとしている。

 なお、マカオ政府の今年度(2024年度)予算におけるGGRの目標値は2160億パタカ(約4兆2148億円)で、上述の来年度見込みは11.1%増となる。今年1〜10月累計のGGRは1901.42億パタカ(約3兆7102億円)で、年間目標を上回るペースで進捗している。

 このほか、同法案には毎年恒例実施されている居民向けの現金支給や医療費補助、家庭用電気料金補助などを含む一連の福利厚生も盛り込まれた。

カジノのイメージ(資料)=本紙撮影

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