マカオ返還25周年…岑浩輝氏が第6代行政長官に就任

 マカオにとって、きょう(12月20日)は返還記念日にあたる。1999年12月20日にマカオがポルトガルから中国に返還され、一国二制度の下、マカオ特別行政区が発足してから25周年という節目を迎えた。

 同日午前から午後にかけて、マカオ半島新口岸地区の金蓮花広場で国旗・区旗掲揚式、コタイ地区の東亜運動会体育館(通称:マカオドーム)で返還25周年祝賀大会・第6代政府就任式、マカオ半島南灣地区の中葡展覧館(中国・ポルトガル語圏諸国商業貿易協力サービスプラットフォームコンプレックス)で返還25周年祝賀レセプションとオフィシャルイベントが続けて行われた。

第6代マカオ特別行政区政府宣誓・就任式で演説を行う岑浩輝行政長官=2024年12月20日、マカオ・東亜運動会体育館(写真:GCS)

 午前10時から開催された返還25周年祝賀大会・第6代政府就任式では、習近平国家主席が出席のもと、第6代マカオ行政長官・岑浩輝(サン・ホウファイ)氏の宣誓・就任式からスタート。続いて、第6代政府主要高官、検事総長、行政委員の宣誓・就任式が行われた。

 岑浩輝行政長官は就任後初となる演説の中で「第6代行政長官に就任し、その重大な責任と崇高な使命に深い感銘を受けているとした上、”奮發同行 持正革新(基本原則を堅持し、新境地を開拓することで、ともに前進する)”という施政理念を堅持し、困難に立ち向かい、絶えず改善を図り、鋭意改革の進化に努め、新たな局面を切り開き、さらなる進歩の達成を目指す」と抱負を語った。

第6代マカオ特別行政区政府宣誓・就任式で習近平国家主席を前に宣誓を行う岑浩輝行政長官=2024年12月20日、マカオ・東亜運動会体育館(写真:新華社/GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府文化局(ICM)は3月23日、今年で11回目を迎える「マカオ・インターナショナル・パレ…
  2.  マカオでは台風による災害がしばしば発生している。2017年と2018年に連続して超大型台風の襲来…
  3.  マカオ政府衛生局(SSM)は3月22日夜、同日マカオで今年(2025年)2例目となる在郷軍人病(…
  4.  マカオ市政署(IAM)は3月21日、タイパ島随一の観光名所として知られるタイパビレッジの官也街(…
  5.  世界自然保護基金(WWF)では、世界中の人々が同じ日、同じ時間に電気を消すなどのアクションを通じ…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun