4月新規住宅ローン貸付承認額対前月微減、対前年増

マカオ政府金融管理局は6月19日、今年(2014年)4月の対住宅及び商業物件ローン新規貸付承認総額を発表した。新規貸付額は住宅向け、商業向けともに減。未返済ローン残高についても住宅、商業向けとも増。

4月の新規住宅ローン貸付承認総額は35億パタカで、前月比0.3%微増。うち、マカオ居民が占める割合は97.1%。金額ベースでは前月と比較してマカオ居民向けが1.4%減、非居民向けが52.2%増となった。前年同期比での新規住宅ローン貸し付け承認総額は7.5%増。

未完成物件に対する新規貸付は3億6,900万パタカで、前月比218.3%増。このうちマカオ居民向けが98.2%を占め、前月から211.9%増。昨年同期との比較では180.5%増。

商業物件への新規貸付は前月比26.0%増の70億パタカ。内訳はマカオ居民によるものが98.2%を占めた。金額ベースでは、マカオ居民によるものが0.4%増、前年同月比では246.8%増。

2014年4月末現在の住宅ローンの未返済残高は1,269億パタカで、前月末から1.5%増、前年同時期から24.1%増。このうちマカオ居民が占める割合が95.2%。マカオ居民と非居民の未返済ローン残高はそれぞれ前月から1.3%、4.6%増。

商業物件向けローン未返済残高は前月末から4.4%、前年同時期から32.6%増となる998億パタカ。このうつマカオ居民が占める割合が91.8%。マカオ居民と非居民の未返済ローン残高はそれぞれ前月から4.8%増、0.7%微減。

4月末締めの住宅ローン未返済比率は0.07%で、前月末と同水準、前年同時期から0.02ポイント上昇。商業物件向けローンの未返済比率は前月末から0.03ポイント上昇、前年同時期から0.02ポイント下落の0.07%。

不動産マーケット(写真はイメージ)―本紙撮影

不動産マーケット(写真はイメージ)―本紙撮影

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