マカオ、綿棒など新たに3品目の使い捨てプラ製品輸入制限へ…2026年から

 マカオ政府環境保護局(DSPA)の葉擴林局長は5月31日、同局が世界環境デー(毎年6月5日)に合わせて開催したイベントに出席した際、使い捨てのプラスチックを使った綿棒、バルーンスティック、応援棒の3品目について、新たに輸入制限を設ける計画を進めていることを明らかにした。

 同氏によれば、すでに関連業界とのコミュニケーションを行っており、概ね支持を得ているとのことから、法改正手続きを経て来年(2026年)の年初から実施したい考えとのこと。

 近年、政府は使い捨ての非生分解性プラスチックの削減策を段階的に進めている。2019年11月にレジ袋の提供制限(有料化)をスタート。その後、2020年1月から発泡スチロール製食器(弁当ボックス、カップ、コップ、皿)、2022年1月からプラスチック製ストロー・マドラー、2023年1月からはプラスチック製ナイフ、フォーク、スプーン、2024年1月からプラスチック製食品皿・コップ、発泡スチロール製食品トレーの輸入と中継輸送がそれぞれ禁止となっている。

 なお、マカオでは世界環境デー関連イベントとして、現地時間6月5日午後8時30分から1時間にわたって政府関連施設をはじめ、カジノIR(統合型リゾート)施設や観光スポットのライトアップなどが一斉が行われる予定。

マカオ政府環境保護局が世界環境デーに合わせて開催したイベントの様子。前列左から5人目が葉擴林局長(写真:DSPA)

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