マカオ、2025年上半期の電子決済額に関する統計公表…飲食業3.1%増も小売業は10.2%減
- 2025/8/8 19:58
- 産業・経済
マカオ政府統計・センサス局は8月8日、今年上半期(2025年1〜6月)及び6月単月の電子決済額統計(飲食業・小売業編)を公表。
今年上半期の飲食業における電子決済額は前年同時期から3.1%上昇の67.5億パタカ(日本円換算:約1235億円)で、小売業については10.2%減の250.5億パタカ(約4581億円)だったが、最新の6月単月データでは減少幅がより縮小した。
今年6月単月の飲食業における電子決済額は前年同月から2.2%上昇の10.6億パタカ(約194億円)。中でも、ファストフード(+12.9%)が顕著な上昇で、チャイニーズスタイルの酒楼と茶餐廳・粥麺店についてもそれぞれ2.6%、1.8%上昇。5月は大型連休があったことから、対前月では8.5%下落。このうち、茶餐廳・粥麺店とチャイニーズスタイルの酒楼がそれぞれ10.9%、9.4%下落。
今年6月単月の小売業における電子決済額は前年同月から1.5%下落の37.3億パタカ(約682億円)となり、前月に続き下落幅は一層縮小。詳細ジャンル別では、百貨と革製品のパフォーマンスが一層好転し、百貨(-2.2%)は下落幅の縮小が続き、革製品は6.6%上昇に。飲食業と同様、対前月では11.8%下落。詳細ジャンル別の動向は、時計・ジュエリーとドラッグストアがそれぞれ21.1%、19.5%下落、革製品は1.0%上昇。
本統計はマカオの主要な電子決済事業者(マカオにおける電子決済総額の95%を占める)から提供された関連データを同局のデータとリンクさせ、統合したもので、2025年1月分から月次ベースでの公表が始まった。
