マカオ、2025年3Qの小売業販売総額は約3329億円…前年同期比2.2%増
- 2025/11/27 14:20
- 産業・経済
マカオ政府統計・センサス局は11月26日、マカオにおける今年第3四半期(2025年7〜9月)の小売業販売額調査結果を公表。
今年第3四半期の小売業販売総額は前年同時期から2.2%増の169.6億パタカ(日本円換算:約3329億円)で、前の四半期からも5.8%増だった。
カテゴリー別では、コスメティック・衛生用品、時計・ジュエリー、ドラッグストアの販売額がそれぞれ22.0%、14.5%、11.0%増となり、業界全体の販売額を押し上げた。一方、自動車は28.4%減。価格要素を除いた販売量平均指数は前年同時期から0.8%上昇で、コスメティック・衛生用品(+28.9%)、ドラッグストア(+11.3%)、百貨(+9.1%)が上昇、自動車(-28.2%)は下落に。
今年1〜9月累計の小売業販売総額は前年同時期から5.4%減の505.6億パタカ(約9923億円)。カテゴリー別では、自動車用燃料と革製品がそれぞれ11.6%、11.1%減、ドラッグストアは7.8%増。販売量平均指数は7.5%下落で、時計・ジュエリーが19.6%下落、ドラッグストアは8.2%上昇。
今年第4四半期の販売量見通しについては、調査対象となった小売業者の46.8%が前年同時期並み、43.5%が前年同時期から減少、9.7%が前年同時期から増加見込みと回答。商品の販売価格は77.7%が同水準維持、11.6%が下落、10.8%が上昇見込みとした。経営状況は、47.1%が安定維持、悪化見込みが33.9%、良好が19.0%。
マカオでは、2023年(の年初)にアフターコロナとなった後に経済活動が正常化し、いわゆるリベンジ消費による小売業売上額の急速な回復が見受けられたが、その後は前年同時期ベースが高いことや消費スタイルの変化といった要素の影響を受け、小売業販売総額は2024年第1四半期から2025年第2四半期まで前年同期比がマイナスが続いた。






















