マカオLRT、観音像景観配慮の修正案

マカオ政府運輸インフラオフィスは7月18日、マカオ新交通システム(マカオLRT)のマカオ半島線の観音像前の高架部分について、景観に配慮した修正案を用意したことを発表。住民向け説明会を実施し、理解を求める考え。当初案では観音像の胴体部分を高架線が横切る案だった。

観音像はマカオを代表する観光名所であり、重要な宗教文化施設として市民に親しまれており、胴体部分を高架線が横切る当初案についての市民からの反発が強かった。その後、マカオ政府は観音像の設計を担当した建築デザイナーをポルトガルから招き、善後策の検討に取りかかっていた。

今回発表された2案は宋玉生公園を観音像側に延長する案。プラン1では公園を孫逸仙博士大馬路を跨ぎ、プラン2では下をくぐる形となっている。どちらもマカオLRTの線路は観音像前で孫逸仙博士大馬路と同じ高さまで高度を下げる。

タイパ島側を望むプラン1のデザイン(写真:運輸基建辦公室)

タイパ島側を望むプラン1のデザイン(写真:運輸基建辦公室)

 

プラン1の観音像後方からの鳥瞰(写真:運輸基建辦公室)

プラン1の観音像後方からの鳥瞰(写真:運輸基建辦公室)

 

タイパ島側を望むプラン2のデザイン(写真:運輸基建辦公室)

タイパ島側を望むプラン2のデザイン(写真:運輸基建辦公室)

 

プラン1の観音像後方からの鳥瞰(写真:運輸基建辦公室)

プラン1の観音像後方からの鳥瞰(写真:運輸基建辦公室)

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