期限切れ疑惑の鶏肉、マカオのマックにも

マカオ政府で食品行政を担当する民政総署は7月22日、上海福喜食品有限公司による期限切れ鶏肉の使用疑惑について、当該企業の冷凍鶏肉加工品がマカオへ輸入されていたことを発表。輸入代理店に対して即時輸入の停止と卸し先への使用中止を通知するよう要求した。

当局の資料によると、今年(2014年)5月から6月の間に上海福喜食品有限公司から冷凍鶏肉加工品(Flozen Fully Cooked Crispy Chicken)が輸入されており、直近で輸入された日付は6月17日、重量は576キログラム分で、すべてがマカオ内のマクドナルドに供給されたという。

7月23日付の地元有力紙「澳門日報」によると、同紙が7月22日にマカオのマクドナルド運営会社に問い合わせたところ、現在は在庫がなく、上海福喜食品有限公司の製品は使用していないとの回答を得たという。

マカオ政府民政総署では今回の事案について高い関心を持っているとし、引き続き中国本土の関係部門と連携を密にし、状況に応じて即時対応することを表明している。

マカオのマクドナルド店舗(写真はイメージ)―本紙撮影

マカオのマクドナルド店舗(写真はイメージ)―本紙撮影

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