輸出入ともに伸び継続―マカオ14年6月対外商品貿易統計

マカオ政府統計調査局は7月31日、今年(2014年)6月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年同月比7%増の7.9億パタカ、輸入は同9%増の69.3億パタカとなった。6月の貿易赤字は61.4億パタカ。

輸出のうち、再輸出貨物が前年同月から8%増の6.3億パタカ、地元産品の輸出は1%増の1.7億パタカだった。

今年上半期の累計では輸出が前年同期比10%増の50.4億パタカ、そのうち再輸出貨物が14%増の40.7億パタカ、地元産品の輸出が4%減の9.7億パタカ。輸入は14%増の434.6億パタカ。貿易赤字は384.2億パタカ。

今年上半期の輸出先のうち、香港向けの貨物価値が前年同期比20%増の30.6億パタカ、欧州連合(EU)向けが7%増の1.6億パタカだった一方、中国大陸向けが5%減の7.2億パタカ、米国向けが11%減の1.6億パタカだった。

非紡績品の輸出は前年同期比12%増の46.8億パタカ、そのうち機械設備・パーツが37%増の9.4億パタカ、時計が86%増の5.9億パタカ。一方、紡績品及び完成衣料品の輸出は16%減の3.6億パタカ、編み物/クロセ完成衣料品が1.2億パタカで17%の減少。

輸入元については中国本土が139.1億パタカ、EUが110.7億パタカで、それぞれ前年同期比11%、26%増。コンシューマーグッズが16%増の279.9億パタカで、そのうちゴールド製ネックレスが35%増の52.1億パタカ、腕時計が65%増の42.9億パタカ、建築資材が36%増の17.4億パタカ。

今年上半期の対外商品貿易総額は485.0億パタカに達し、前年同期の427.0億パタカから14%の増となった。

なお、今年上半期の商品輸入総額に占める日本の割合は約5%で、中国本土(32%)、香港(11%)、スイス(10%)、フランス(9%)、イタリア(7%)に次ぎ、米国(5%)と並ぶ。

コンシューマープロダクツのほとんどを輸入に頼る(資料写真)—本紙撮影

コンシューマープロダクツのほとんどを輸入に頼る(資料写真)—本紙撮影

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