タイパヴィレッジの違法宿泊施設を捜索―マカオ

マカオ政府治安警察局は8月11日、タイパ島の地堡街にあるアパートで少なくとも二ヶ月に渡って営業していたと見られる違法宿泊施設を捜索し、中国本土出身の男女6名の身柄を確保。うち1名が経営者、残る5名が客で、客のうち2名が不法入境、1名がオーバーステイだった。

8月12日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。警察当局によると、違法宿泊施設として使われていたアパートは経営者が住居目的で借りていたものだったが、3室あるベッドルームを1部屋あたり4,000〜6,500パタカで客に又貸ししていたという。それぞれの部屋は複数の客が金を出し合ってシェアされていた。また、経営者がカジノ関係者の友人からの紹介やカジノ周辺での声掛けなどを通じて客を集めていたもの。

現場はタイパ島随一の観光名所として知られるタイパヴィレッジ内にあり、コタイ地区のカジノ群にもアクセスしやすい立地。近年、違法宿泊施設は犯罪の温床となっていることから、当局による監視が強化されている。

合法宿泊施設への宿泊を呼びかけるチラシ(旅遊局ウェブサイトより)

合法宿泊施設への宿泊を呼びかけるチラシ(旅遊局ウェブサイトより)

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