団体旅客数、客室稼働率とも好調持続―マカオ14年7月

マカオ政府統計調査局は8月29日、今年(2014年)7月の団体旅行客及びホテル客室稼働率統計を発表。同月マカオを訪れた団体ツアー客はのべ前年同月比35%の大幅増となるのべ115.8万人。ホテル客室稼働率は同2ポイント上昇の87%だった。日本からの団体客も復調を持続し、23%増の1.2万人となった。

2014年7月にマカオを訪れた団体ツアー客のべ115.8万人の主な出発地別内訳は下記の通り。
・中国本土:94.6万人 39.4%増(うち広東省36.7万人 32.8%増)
・台湾:7.5万人 28.0%増
・香港:3.4万人 5.1%減
・韓国:2.7万人 0.4%増
・日本:1.2万人 22.7%増

2014年1〜7月の累計団体ツアー客数は前年同期比19%増ののべ654.6万人。

マカオ全体で99軒のホテル(バジェットホテル含む、以下同)が今年7月末時点で提供する客室数は2.8万室となり、対前年1%増。うち、5つ星ホテルの客室は1.8万室で、全体に占める割合は66%。

2014年7月のホテル(バジェットホテル含む)客室稼働率は2ポイントの上昇となる87%、うち5つ星ホテルでは88%だった。宿泊人数は3%増となるのべ93.9万人、うち中国本土からの宿泊客が13%増の61.4万人を占めた。また、5つ星ホテルの宿泊者が総数の59%を占めた。平均滞在日数は前年同水準の1.3泊。

今年1〜7月の累計ホテル宿泊ゲスト数は前年同期比2%増の624.7万人、平均客室稼働率は同6ポイント増の86%。

また、上半期の宿泊を伴う旅客に占めるホテル宿泊率は前年同期比1ポイント減の70%だった。

中国本土とマカオの主要出入口「關閘(ボーダーゲート)」イミグレーション(資料)―本紙撮影

中国本土とマカオの主要出入口「關閘(ボーダーゲート)」イミグレーション(資料)―本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  澳門海關(マカオ税関)は5月2日、各イミグレーション施設で手荷物検査の強化を図り、違法な運搬活動…
  2.  アジア有数の観光デスティネーションのマカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節…
  3.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、マカオ半島でMGMマカオ、コタイ地区で…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は5月2日夜、マカオ域内で今年(2024年)2人目の輸入性デング熱感染…
  5.  澳門海關(マカオ税関)は4月30日、同月29日にマカオ半島北部・關閘エリアの商業ビル、如意閣商場…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun