APEC視察団が広東省珠海市の横琴新区を訪問

マカオで開催された第8回APEC(アジア太平洋経済協力会議)観光閣僚級会議に出席した各国、地域、国際機関の代表者の中から約30名が9月14日、マカオに隣接する中国・広東省珠海市の再開発エリア「横琴新区」の現地視察を行った。

9月15日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。横琴新区管理委員会の牛敬主任が中国の国家級開発プロジェクトである横琴新区の開発アウトラインについて解説を行い、経済、貿易、観光、文化分野における広東省、香港、マカオの協力モデルとなると語った。また、マカオ経済の多元化についても大きな役割を似ない、マカオが世界的レジャーセンターを目指す上で助けになる存在とした。

視察団一行は、横琴新区で開発が進められている長隆珠海国際海洋リゾートの第一期となる今年(2014年)3月に正式開業したばかりの長隆海洋王国を訪問。牛主任は同リゾートを米国オーランドにある世界最大の海洋テーマパークに例え、グランドオープン時には年間2千万人以上の来場者を世界中から集めるだろうと紹介。珠海海洋王国の総投資額は100万人民元(日本円換算:約1,750億円)以上で、すでにのべ400万人以上の来場者があり、今年末までに500万人を突破する見込みとした。

視察団メンバーらの中には海洋王国の規模や施設の出来に感激していた模様という。

9月14日に長隆海洋王国を訪れたAPEC視察団(写真:新聞局)

9月14日に長隆海洋王国を訪れたAPEC視察団(写真:新聞局)

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