調査対象全業種で平均月給高い伸び マカオの好景気と人材不足反映=14年Q3統計

マカオ政府統計調査局は11月24日、今年(2014年)第3四半期の人材需要及び給与調査結果を発表した。

マカオの主要産業の1つ、ホテル業のフルタイム従事者数は前年同期比2.6%増の4万5584人となり、総就業人口39万2100人(7-9月)の11.6%を占めた。ホテル業従業員の9月末の平均月給は10.6%上昇の1万5750パタカ(日本円換算:約23万2600円)。相次ぐホテルの開業や高い客室稼働率を維持する中、ホテル業の人材不足も深刻化しており、空きポジションは619増の2711となった。

今回の調査対象となったその他のすべての業種で平均月給の上昇がみられ、飲食業が8.4%増の8860パタカ(約13万800円)、製造業が13.4%増の9650パタカ(約14万2500円)、電気・ガス・水道生産供給業が7.8%増の2万7790パタカ(約41万300円)、銀行業が2万3070パタカ(約34万700円)、託児サービス業が10.3%増の1万1800パタカ(約17万4200円)、介護サービス業が7.7%増の1万1410パタカ(約16万8500円)となっている。

なお、今年第3四半期の就業者全体の平均月給は1万3000パタカ(約19万2000円)で、マカオ居民(マカオ居留権保有者)に限ると1万5600パタカ(約23万400円)。マカオでは慢性的な人材不足にあり、高待遇による人材獲得合戦が繰り広げられている状況。転職を繰り返しながら役職と給与の同時アップを狙う「ジョブホッパー」と呼ばれる若者も目立つ。また、経営体力に乏しい地元中小企業から、より高待遇のカジノ関連企業や外資系ホテルなどへ転職する中高年も多い。

マカオでは新ホテルの開業ラッシュが続く。写真は今年(2014年)第4四半期のオープンを予定しているハーバービューホテル=マカオ・新口岸—本紙撮影

マカオでは新ホテルの開業ラッシュが続く。写真は今年(2014年)第4四半期のオープンを予定しているハーバービューホテル=マカオ・新口岸—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  このほどマカオ政府財政局(DSF)が公表した最新統計によれば、今年(2024年)3月の住宅売買・…
  2.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで「ITTF(国際卓球連盟)男女ワールドカップマカオ…
  3.  マカオでは、政府とカジノIR(統合型リゾート)運営6社がコラボレーションし、域内の旧市街地エリア…
  4.  マカオ政府交通事務局は4月15日、電子決済の普及と使用が進む状況を鑑み、マカオ金融管理局及び公共…
  5.  マカオの統合型リゾート(IR)運営SJMリゾーツ社は4月16日、国際的に権威ある格付け機構として…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年4月号
(vol.130)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun