不法滞在の中国人、韓国系米国人らを検挙=マカオ警察、夜の街で浄化作戦を実施

マカオ警察総局は12月2日、前夜(1日)にマカオ半島、コタイ地区の繁華街にあるカジノ、カラオケ、バーなどで大型一斉摘発を行ったことを明らかにした。マカオ警察総局の指揮の下、司法警察局と治安警察局の合同チームから成る捜査員230人及び警察犬小隊が動員された。

一斉摘発は1日午後11時から2日午前6時まで実施され、918人(男742人、女176人)が調査対象となった。このうち、警察当局が105人(男88人、女17人)を拘束し、警察署で取り調べを行ったという。

取り調べの結果、4人の不法入境の男、5人の中国籍及び1人のベトナム籍の男がオーバーステイ、1人の韓国系米国人がオーバーステイ及び公務執行妨害で送検予定、3人の非マカオ籍の女が身分証不携帯で身分照会中という。このほか、禁煙場所における違法喫煙者も多数発見され、現場で違反切符を交付されたとのこと。

マカオでは、今年(2014年)上半期の不法滞在者が3.7万人に達しており、大きな社会問題となっている。警察総局では、今後も各種犯罪撲滅のためのパトロールや摘発を随時実施し、環境浄化に努めたいとしている。

浄化作戦の対象となったコタイ地区のカジノ付き大型IR施設(写真:澳門警察總局)

浄化作戦の対象となったコタイ地区のカジノ付き大型IR施設(写真:澳門警察總局)


マカオ警察総局は今回の大型浄化作戦では105人を拘束(写真:澳門警察總局)

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