輸出入とも伸長、貿易赤字拡大=14年11月マカオ対外商品貿易

マカオ政府統計調査局は1月2日、昨年(2014年)11月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年同月比11%増の8.3億パタカ(日本円換算:約124億円)、輸入は同9%増の81.1億パタカ(約1213億円)となった。11月の貿易赤字は72.8億パタカ(約1089億円)。

輸出のうち、再輸出貨物の輸出は13%増の6.7億パタカ(約100億円)、地元産品は1%増の1.6億パタカ(約24億円)。輸入では携帯電話が65%増となり貨物価値は6.1億パタカ(約91億円)。

昨年1-11月の累計では輸出が前年同期比10%増の89.5億パタカ(約1338億円)、このうち再輸出貨物が12%増の71.4億パタカ(約1068億円)、地元産品の輸出が変わらずの18.2億パタカ(約272億円)。輸入は11%増の811.0億パタカ(約1兆2128億円)。貿易赤字は721.4億パタカ(約1兆788億円)。

昨年1-11月の輸出先のうち、香港向けの貨物価値が前年同期比22%増の52.5億パタカ(約785億円)、欧州連合(EU)向けが4%増の2.6億パタカ(約39億円)だった。一方、中国大陸向けが5%減の14.1億パタカ(約211億円)、米国向けが15%減の2.8億パタカ(約42億円)だった。

非紡績品の輸出は前年同期比11%増の82.4億パタカ(約1232億円)、このうち機械設備・パーツが36%増の16.1億パタカ(約241億円)、時計が75%増の7.8億パタカ(約117億円)。一方、電子部品が34%減の6.0億パタカ(約90億円)、紡績品及び完成衣料品の輸出は8%減の7.1億パタカ(約106億円)。

輸入元については中国本土が12%増の267.0億パタカ(約3993億円)、EUが18%増の198.7億パタカ(約2972億円)。品目ではコンシューマーグッズが10%増の508.1億パタカ(約7599億円)で、このうち食品及び飲料が22%増の105.7億パタカ(約1581億円)、腕時計が33%増の73.8億パタカ(約1104億円)、建築資材が28%増の31.8億パタカ(約476億円)だった。

昨年1-11月の対外商品貿易総額は前年同期比11%増の810.4億パタカ(約1兆2119億円)に達した。

なお、昨年1-11月の商品輸入総額に占める日本の割合は6%となり、中国本土(33%)、香港(10%)、スイス(9%)、フランス(8%)、イタリア(7%)に次ぎ、米国と並ぶ。

コンシューマープロダクツのほとんどを輸入に頼る(資料写真)—本紙撮影

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