中国政府系メディアの公式マイクロブログは1月20日、近年、中国で祝祭日を中心に実施されてきた「高速道路無料デー」について、今年（2015年）も継続して実施される見通しを明らかにした。実施日は年間20日、対象は7人乗り以下の小型車となる。

マカオの日刊紙「澳門日報」が1月21日付紙面で中心社電を引用して報じた。実施日は大型連休となる旧正月の2月18日から2月24日の7日間、清明節の4月4日から4月6日の3日間、メーデーの5月1日から5月3日の3日間、中国の建国記念日にあたる国慶節の10月1日から7日の計20日間。

北京大学財経法研究センターの劉剣文主任は、中国交通運輸部が発表した「2013年全国有料道路統計公報」によると、今年と同規模で実施された2013年の無料デー実施による高速道路の通行料減免額はおよそ140億人民元（日本円換算：約2662億円）となっており、今年はこれを上回るとの見方を示した。

中国・上海（イメージ）—本紙撮影