「高生活費都市ランク」香港9位、東京は円安で11位に後退=英誌

このほど、英エコノミスト誌傘下の研究所エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が世界133都市を対象にした最新の2015年版世界生活費調査結果を発表し、香港が「高生活費都市ランク」で初めてトップ10に入った。

マカオの日刊紙「澳門日報」が3月4日付紙面で香港中通社電を引用して報じた。ランキング上位5都市は前回調査と同様で、1位がシンガポール、2位がパリ(フランス)、3位がオスロ(ノルウェー)、4位がチューリッヒ(スイス)、5位がシドニーの順。

為替がドル高・円安となっていることから、昨年6位だった東京が11位に後退。一方、香港ドルが米ドルと連動することから、香港が調査開始以来初めてのトップ10入りとなる9位に浮上している。

このほか、アジアではソウル(韓国)が香港と並んで9位となった。

一方、生活費が最も安い都市はカラチ(パキスタン)とバンガロール(インド)だった。

エコノミスト誌が紹介した「2015高生活費都市ランキング」トップ10は以下の通り。
1 シンガポール
2 パリ(フランス)
3 オスロ(ノルウェー)
4 チューリッヒ(スイス)
5 シドニー(オーストラリア)
6 ブリスベン(オーストラリア)
7 ジュネーブ(スイス)
8 コペンハーゲン(デンマーク)
9 香港/ソウル(韓国)※同率

香港を代表するビジネス街の1つ、灣仔(ワンチャイ)地区の町並み(資料)—本紙撮影

香港を代表するビジネス街の1つ、灣仔(ワンチャイ)地区の町並み(資料)—本紙撮影

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