今年マカオへ到着のパンダの名前、一般公募しない方針

マカオ返還15周年記念プレゼントとして中国中央政府からマカオへ贈呈されるジャイアントパンダのつがいについて、名前を公募しない方針であることがわかった。

マカオ政府行政法務庁の陳海帆長官は3月22日、ジャイアントパンダのつがいのマカオへの到着時期を今年(2015年)上半期中とした上、現在個体の選定を行っている候補のパンダはいずれも乳名(ニックネーム)があることから名前の一般公募はせず、政府と専門家による話し合いで適切な命名を行うとの方針を示した。

なお、返還10周年にあたりマカオへ初めてパンダのつがいが贈呈された際には一般公募が行われ、中国語で「ハッピー」を意味する「開心(カイシン)」からオスが「開開(カイカイ)」、メスが「心心(シンシン)」と命名された。

オスのカイカイは現在もコロアン島のマカオジャイアントパンダパビリオンで飼育、展示されているが、メスのシンシンは昨年6月に急性心不全で亡くなっている。

マカオで飼育、展示されているオスのジャイアントパンダ「開開(カイカイ)」=2014年11月、コロアン島・マカオジャイアントパンダパビリオン(写真:IACM)

マカオで飼育、展示されているオスのジャイアントパンダ「開開(カイカイ)」=2014年11月、コロアン島・マカオジャイアントパンダパビリオン(写真:IACM)

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