マカオGPにスタードライバーレース新設=WTCC撤退受け代替

毎年秋にマカオで開催されるモーターレースの祭典、マカオグランプリ。今年(2015年)の第62回大会は11月19〜22日の開催を予定している。しかし、看板レースの1つ、世界ツーリングカー選手権(WTCC)がカタールへ転出したことから、盛り上がりに欠けるのではという懸念の声も多い。

WTCCは改造市販車によるレースで、激しいぶつかり合いなどが繰り広げられることから格闘技レースとも呼ばれ、特にヨーロッパで人気が高いモータースポーツのひとつ。これまで10年間に渡ってマカオで最終戦を開催してきた。WTCC最終戦はフォーミュラ3(F3)マカオグランプリと並び、毎年11月中旬にマカオで開催されるマカオグランプリの二大看板レースとされてきた。

マカオ政府社会文化庁の譚俊栄長官は4月14日、WTCCの代替レースとして、内外のスタードライバーを招聘し、スターレースの開催を予定していることを明らかにした。また、新要素の加入により史上最高のグランプリになるとの自信を持っている、と付け加えた。レースの詳細については近日発表するとしている。

マカオグランプリ委員会の公表データによると、前回(第61回)大会の観客動員数は約8万人。

FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)は2005年から10年間に渡りマカオグランプリでシーズン最終戦「ギア・レース・オブ・マカオ」を開催してきた(資料写真)=2013年撮影(写真:CGPM)

FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)は2005年から10年間に渡りマカオグランプリでシーズン最終戦「ギア・レース・オブ・マカオ」を開催してきた(資料写真)=2013年撮影(写真:CGPM)

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