【マカオIR探訪記】ウィン・パレス…完成度の高さが光る豪華&エレガントリゾート (1/3)


昨年(2016年)8月22日、マカオのIR(統合型リゾート)集積地区にあたるコタイ地区に、ニューフェイスとなる「ウィン・パレス」が華々しくオープンした。

「ラスベガスを変えた男」として名を馳せる米ウィン・リゾーツ社のスティーブ・ウィン会長兼CEOが「ウィン・マカオ」(マカオ半島新口岸地区)に次いで2つ目、10年ぶりにマカオで手がけたハイエンドIR施設だ。同氏の45年以上にわたるホスピタリティ事業の集大成として位置付けられ、「豪華さ」と「エレガントさ」においてマカオの新たなスタンダードを打ち立てるとの強い意思が込められているという。

近年、マカオでは大型IRのオープンラッシュが続いており、競争が激化しているが、ウィン・パレスに対する評価として、滞在経験者から「完成度の高さ」を賞賛する声を耳にすることも多かった。このほど、本紙記者もようやく宿泊を伴う取材を実施する機会を得たため、リゾートの魅力について項目別にリポートしてみたいと思う。

「ウィン・パレス」正面外観。手前がパフォーマンス・レイク-本紙撮影

「ウィン・パレス」正面外観。手前がパフォーマンス・レイク-本紙撮影

<テーマは花>
館内のいたるところに「花」があり、高級感あふれる明るい雰囲気を醸し出している。ホテルレセプションのあるノースアトリウムロビーとサウスアトリウムロビーには、著名フローラルデザイナーのプレストン・ベイリー氏が数万本の花を使って制作した大型フローラルアート作品、また、フェリーターミナルや空港、市街地との間を結ぶ無料シャトルバスが発着するイーストエントランスには、彫刻家ジェフ・クーズン氏の傑作として知られる巨大ステンレス彫刻作品「チューリップ(Tulip)」が設置され、訪問客を魅了する。ウィン・パレスでは、専門のフローラルチームを抱えており、花が最も美しい状態で展示されるよう、気配りがなされているそうだ。

記念撮影スポットとしても大人気のプレストン・ベイリー氏が制作した大型フローラルアート作品(写真提供:Wynn Palace ©︎Roger Davies)

記念撮影スポットとしても大人気のプレストン・ベイリー氏が制作した大型フローラルアート作品(写真提供:Wynn Palace ©︎Roger Davies)

<ゲストルーム>
ウィン・パレスはマカオの最高等級にあたる「ファイブスター・ラグジュアリー」となっている。供給客室数は1706室で、内訳はパレス・ルーム(836室)、ファウンテン・スイート(540室)、エグゼクティブ・スイート(105室)、パーラー・スイート(198室)、ファウンテン・サロン・スイート(18室)、ペントハウス(4室)、カーデンヴィラ(5室)の7タイプ。実に半数以上がスイートルームだ。最もスタンダードなタイプとなるパレス・ルーム(836室)でも、面積は68〜78平米とゆったり。床から天井までの大きな窓からダイナミックな眺望が楽しめる。ベッドやバスアメニティはウィン・リゾーツの特製品だ。バング&オルフセン製のBluetooth対応型オーディオシステム、大型ハイビジョンテレビ(NHK国際放送視聴可)、無料高速インターネット回線(有線LAN及びWi-Fi)はもちろん、日本語対応のタブレット型のタッチスクリーンオートメーション&リモートコントロールユニットを備えるなど、最新ホテルとあってIT関連設備も充実している。記者が宿泊したのはリゾート正面のパフォーマンスレイクに面したファウンテンスイートで、リビングの大きな窓から、日夜上演される噴水ショーをゆっくり鑑賞することができた。ショーの内容については、後述の「エンターテイメント」パートで紹介する。

ファウンテン・スイートの例。客室にはイエロー、ブルー、レッドのテーマカラーが用意されているという-本紙撮影

ファウンテン・スイートの例。客室にはイエロー、ブルー、レッドのテーマカラーが用意されているという-本紙撮影

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