世界遺産ナーチャ廟で火災、本殿は無事

3月31日午後9時頃、世界遺産ナーチャ廟に併設の広さ約92平米の倉庫から出火。倉庫内に保管されていた線香などの大半を消失したというが、懸命の消火活動により延焼を免れ、本殿部分は無事だった。初期調査によると、出火の原因は電気湯沸かし器の配線のショートとみられる。

地元有力紙「澳門日報」が1日、2日付誌面で伝えた。世界遺産を管轄するマカオ特別行政区政府文化局では、中国国家文化局を通じてユネスコへレポートを提出するという。

ナーチャ廟の本殿も消火活動により水浸しになっており、今後詳しい出火原因究明や防火対策のため、しばらく一般による見学を制限する。再開についてはナーチャ廟を舞台に毎年開催される恒例行事ナーチャ祭に間に合うよう、6月頃を目指す予定という。

ナーチャ廟(資料)=2013年4月—本紙撮影

ナーチャ廟(資料)=2013年4月—本紙撮影

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