マカオカジノIR運営大手サンズチャイナが2022年Q2業績発表…赤字幅拡大続く

 マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は7月21日、今年第2四半期(2022年4〜6月)の業績を発表。

 今年第2四半期の同社の純損失は約4.22億米ドル(日本円換算:約585億円)で、前年同時期から約1.5倍、前の四半期から約25%のそれぞれ拡大となった。純収入は前年同時期から約56%減の約3.68億米ドル(約510億円)、前年同時期に約1.32億米ドル(約183億円)のプラスだった調整後プロパティEBITDAは約1.1億米ドル(約153億円)のマイナスに。

 サンズチャイナの親会社にあたるラスベガスサンズグループのロバート・ゴールドスタイン会長兼CEOは今年第2四半期の業績発表にあたり、マカオに関して、足元の事業環境は厳しいものの、(中国本土とマカオの間の往来)制限緩和期間中における顧客の需要はゲーミング、リテール両部門でハイエンド及びマスとも堅調堅調だったコメント。また、グループとして(今後予定されている)マカオのカジノライセンス再入札への参加を楽しみにしているとした。

サンズチャイナのIR、手前がザ・プラザ、奥がヴェネチアンマカオ(資料)=マカオ・コタイ地区—本紙撮影

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