マカオ〜香港間の港珠澳大橋シャトルバスが大幅増便…水際措置緩和受け

 マカオでは、12月初旬から事実上のウィズコロナに転換となり、各種防疫措置の緩和が進む状況。

 12月17日からは香港・台湾を含む海外からの入境時の隔離検疫ホテル滞在が不要となり、今後さらなる水際措置の緩和も見込まれている。

 これを受け、マカオと香港の間の交通アクセスにも変化が生じた。陸路の主要なアクセス手段にあたる港珠澳大橋のシャトルバス(通称:金巴)香港〜マカオ線が17日から大幅増便に。公式サイトによれば、現時点で香港→マカオが1日10便、マカオ→香港が1日9便体制まで増え、双方向ともネット予約が可能な状態となっている。

 香港→マカオの金巴を利用する際には、48時間以内に検体を採取した新型コロナPCR検査陰性証明または陽性の場合はCT値35以上の証明2回分の提示、KN95/N95規格以上のフェイスマスク着用が求められ、これらを満たさない場合には乗車を拒否されるため注意が必要だ。このほか、マカオ側の防疫措置についても渡航日時点の最新状況を把握しておきたい。

 金巴の公式サイトで確認したところ、すでに満席となっている便も多くあり、利用にあたっては事前予約しておくのがベターだろう。

 マカオと香港の間の海路のアクセス(高速船)については、記事執筆時点で再開のアナウンスはない。

車体の色から金巴(ゴールドバス)と呼ばれる港珠澳大橋シャトルバス(資料)–本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は4月30日、中国本土の警察当局と連携し、「練功券」と呼ばれる銀行員のトレーニン…
  2.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  3.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は5月1日、今年(2024年)4月の月次カジノ売上(粗収益、…
  4.  マカオでは例年通り5月1日に海開きを迎えた。10月31日までがマカオの遊泳シーズンとなる。 …
  5.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土で5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴー…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun