マカオ〜香港国際空港直通フェリーが運航再開へ…12月30日から

 マカオでは、海外(香港、台湾を含む)からの入境者に対する隔離検疫措置が12月23日より撤廃された。

 近日、マカオと香港の間を港珠澳大橋経由で結ぶ陸路の交通機関は増便や運行再開の発表が相次いでいたが、海路アクセスについても一部再開のアナウンスがあった。

 マカオ政府海事・水務局は12月23日午後、マカオ(タイパフェリーターミナル)と香港国際空港(スカイピア)の間を結ぶ高速船(フェリー)の運航を同月30日から再開すると発表。

 再開当初の運航スケジュールは週に2往復(毎週金曜日と日曜日に各1往復)で、出発時間はマカオ(タイパフェリーターミナル)発が午後2時30分、香港国際空港(スカイピア)発が午前9時45分とのこと。

 便数が少なく、時間も使い勝手が良いとはいえないが、海路ルートの復活は大きな前進といえるだろう。段階的な増便が見込まれるほか、香港の市街地との間を結ぶルートの再開にも期待が持てそうだ。

 なお、マカオと香港の間では、すでに隔離検疫免除での相互往来が可能な状況。香港国際空港からマカオへ向かう場合、今回運航再開となる高速船だけでなく、空港から一旦香港へ入境し、港珠澳大橋経由の陸路ルートで移動することもできる。

タイパフェリーターミナルのイメージ(写真:マカオ政府海事・水務局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオは長く本格的な鉄道が存在しなかったが、2019年12月に新交通システム「マカオLRT」タイ…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月18日、今年第1四半期(2024年1〜3月)のマカオのツーリズ…
  3.  マカオ政府経済・科技発展局は4月17日、昨年第4四半期(2023年10〜12月期)の工業輸出状況…
  4.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで「ITTF(国際卓球連盟)男女ワールドカップマカオ…
  5.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は4月18日、今年(2024…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年4月号
(vol.130)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun