マカオのジャンケットプロモーターが36事業者に…9年連続減少

 このほどマカオのギャンブル規制当局にあたるDICJがカジノ仲介業者(いわゆるジャンケットプロモーター)ライセンスを獲得した事業者の最新リスト(2023年1月1日付)を公表。同リストは年初に更新されるのが恒例。

 ジャンケットプロモーターはカジノVIPルームにハイローラーと呼ばれる大口のギャンブラーを仲介する業務を手がける。

 最新版リストによる事業者数は36で、前年から49減。すべて法人格。2014年から9年連続の減少。ピークだった2013年の事業者数213との比較では2割以下まで落ち込んだ。

 かつて、マカオのカジノ売上の大半をVIPルームが占めたが、近年はマスの占める割合が上昇し、均衡化が進んでいる状況。また、昨年カジノ関連法の改正が相次ぎ、ジャンケットに対する規制も大幅に強化され、経営環境は厳しさを増している。

ゲーミングチップとバカラテーブルのイメージ(資料)=本紙撮影

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