フェイスブック使い堂々と麻薬販売、マカオ警察が外国籍の男2人を逮捕

マカオ司法警察局は5月8日、SNSサイト「フェイスブック」を利用して麻薬及び向精神薬を販売した疑いで、主犯格のITビジネスに従事する32歳のポーランド籍の男(32)とデリバリー役の無職のナイジェリア籍の男(44)の2名を逮捕、送検したことを明らかにした。マカオでSNSを使った麻薬販売事案が検挙されるのは初めて。

被疑者らはフェイスブック上に写真や文章を掲載し、不特定多数に対して麻薬及び向精神薬の販売を行い、メッセージ機能を利用して買い手と受け渡し場所などの連絡を行っていた。サイトの運営期間は1週間未満で、2件の販売実績があったという。デリバリー役の男の供述によると、客から注文を受けた後、主犯格の男が運営する市内のアートショップで現物を受け取ってデリバリーしていたといい、主犯格の男から販売価格の2割のコミッションを得ていたという。警察当局では、別の関係者の存在の有無などについて捜査を継続している。

なお、被疑者2名はいずれも逮捕時に大麻を所持していた。

SNSサイトを使い麻薬及び向精神薬を販売していたとして逮捕、送検された被疑者=5月8日、マカオ(写真:澳門司法警察局)

SNSサイトを使い麻薬及び向精神薬を販売していたとして逮捕、送検された被疑者=5月8日、マカオ(写真:澳門司法警察局)

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