11月CPI、対前年5.72%上昇

マカオ政府統計調査局は19日、2012年11月の消費者物価指数を発表。総体消費者物価指数(CPI)は119.00で、対前年5.72%の上昇。主要因として外食費及びLPG価格上昇を挙げている。政府による電気料金補助が実際されており、それによる相殺分も含む。

2011年11月との比較で最も上昇幅が顕著だった品目はタバコ及び酒類の34.35%、次いで住宅及び燃料の8.53%、家庭用品が8.26%のそれぞれ増。逆に、教育及び通信費用がそれぞれ3.06%、1.05%の下落。

今年11月の総体消費者物価指数の上昇率は前月比0.90%。LPGの価格が上昇に転じたほか、冬物衣料の発売、医療費の上昇などによる。逆に、ガソリン価格、団体旅行、インターネット接続費は下落に転じた。

2012年1~11月の総体消費者物価指数は前年同期比6.13%の上昇。

マカオでは生活必需品を含む多くの品目で引き続き価格上昇が続いており、市民生活を直撃している。そんな中、政府による市民への電気料金補助や現金支給などの生活防衛施策が次々と発表されている。

生活物価に直結するインフレ率に対する市民の関心は高い(写真はイメージ)―本紙撮影

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