マカオ入管、豪州パスポート保有者に自動化ゲート利用開放

マカオ政府身分証明局、保安部隊事務局、治安警察局は6月20日に合同プレスリリースを発表し、同日から満11歳以上かつICチップが内臓されたオーストラリアパスポート保有者に対し、マカオ出入境時の自動化ゲート利用を開放すると発表した。

現在、マカオの自動化ゲートの利用対象はICチップが内蔵されたマカオ居民身分証、マカオ外地労働者身分証、マカオ外地学生身分証、香港永久性居民身分証、中国本土の香港マカオ通行証等の保有者に限られており、外国パスポートに開放されるのは初めてのこととなる。なお、マカオの自動化ゲートの利用にあたっては、事前に指紋を登録する必要がある。

また、同日からマカオ特別行政区パスポート保有者に対しても、オーストラリアの8つの国際空港に設置している「スマートゲート」と呼ばれる自動化ゲートの利用が開放されるとのこと。

ちなみに、マカオと同じ中国の特別行政区にあたる香港では、18歳以上の航空会社のマイレージプログラムの上級会員や年間の香港国際空港からの入境回数が3回以上といった条件をクリアした上、事前登録を行うことで、日本パスポート保有者でも「e-チャンネル」と呼ばれる自動化ゲートを利用することができる。

マカオの出入境施設に設置されている自動化ゲート(写真:DSI=マカオ政府身分証明局)

マカオの出入境施設に設置されている自動化ゲート(写真:DSI=マカオ政府身分証明局)

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