バンコク行きマカオ航空機内で異臭と煙か=引き返し全員無事

7月11日午後、マカオ国際空港からバンコクに向かっていたマカオ航空(NX)882便の機内で異臭と煙が発生したとみられるとの理由で出発地へ引き返していたことがわかった。マカオ航空のタイムスケジュールによれば、同便の使用機材はエアバスA321型機となっている。

マカオの日刊紙澳門日報や政府系放送局TDMのラジオニュースが7月12日朝までに報じた内容を総合すると、同機は定刻から3時間15分遅れの7月11日午後10時15分にマカオ国際空港からバンコクに向かって出発。離陸からおよそ20分後、パイロットから管制塔にキャビン内で異臭と煙が発生した疑いがあるとの報告及び引き返しを求める連絡があったという。同機は消防車や救急車が待機する中、午後10時59分にマカオ国際空港へ着陸。乗客159人、乗員7人は全員無事で、ケガ人や気分が悪くなったという人もいなかったとのこと。

マカオ航空の技術スタッフが機材の全面検査を実施しているほか、マカオ政府民航局が介入して詳細な調査を行っているという。

なお、乗客らは別の飛行機に乗り換え、12日午前1時15分に目的地のバンコクに向け再出発した。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局が4月26日に公表した資料によれば、今年(2024年)3月の総合消費者…
  2.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  3.  マカオ司法警察局は4月26日、前月(3月)コタイ地区の統合型リゾート(IR)併設カジノ場内にある…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は4月26日、世界知的所有権機関(WIPO)が制定した「世界知的財産の日(…
  5.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun