マカオで今年初のマラリア感染…アフリカ長期滞在歴あるポルトガル人親子

マカオ政府衛生局は12月27日午後にプレスリリースを発出し、マカオで今年初めてとなる輸入性マラリア感染が確認されたことを明らかにした。

患者は親子関係にあるポルトガル籍の63歳と30歳の男性。親子はアフリカのアンゴラに長期滞在しており、今月(12月)21日にアンゴラから航空機と高速船を利用してドバイ、香港経由で休暇を過ごすためマカオを訪れた。

2人はいずれもマカオ到着後に発熱が始まり、体温が39度にまで達したとのことで、3〜4日後にマカオ半島にある仁伯爵綜合医院の救急外来を受診。血液サンプル検査の結果、悪性マラリアに陽性反応示し、黄熱病感染は排除されたという。

衛生局では、親子のマカオでの滞在地周辺について、蚊の駆除を実施する予定とした。

マカオの公立大型総合病院、仁伯爵綜合医院(資料)—本紙撮影

マカオの公立大型総合病院、仁伯爵綜合医院(資料)—本紙撮影

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