マカオ、無認可宿泊施設3軒摘発…経営者と客すべて中国人

マカオ治安警察局は5月4日午前、マカオ半島新口岸地区で防犯パトロール「落雷作戦17」を実施。無認可営業の宿泊施設3軒を発見し、施設内にいた男女17人(男子11人、女子6人の計17人の身柄を拘束した。

同局の発表によれば、17人はいずれも中国本土出身で、うち女子2人が経営者。経営者2人は就労に必要なビザを取得しておらず、出入境事務部門へ身柄を引き渡した。客については、特に不審な点もなかったことから、拘束を解いたという。なお、宿泊価格は1日100〜400パタカ(日本円換算:約1402〜5606円)程度だったとのこと。

マンションの部屋などを不特定多数の旅客に貸し出す不法宿泊施設がオーバーステイや密航者の隠れ家として利用されるなど、犯罪の温床になっているとの指摘もあり、当局が取り締まりを強化して対応している。

無認可営業の宿泊施設に対する摘発の様子=2017年5月4日(写真:マカオ治安警察局)

無認可営業の宿泊施設に対する摘発の様子=2017年5月4日(写真:マカオ治安警察局)

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