中国、16年広東省の福祉宝くじ売上約3453億円…9年連続全国一

中国といえば、いずれも特別行政区にあたるマカオのカジノや香港の競馬といったギャンブルの存在が知られるが、本土にも福利彩票と呼ばれる公営の福祉宝くじが存在する。

マカオの大手日刊紙澳門日報が5月7日付紙面で報じた記事によると、近日開催された広東省福利彩票ワーキングカンファレンスにおいて、同省の昨年(2016年)の福利彩票の売上が前年から3%増となる211億3000万人民元(日本円換算:約3453億円)に達し、9年連続で全国一となり、62億人民元(約1013億円)の公益金を調達できたことが明らかにされたという。

また、100万人民元(約1634万円)以上の当選金を得た「百万長者」の数は154人で、「個人偶然所得税」の納付額は2億7000万人民元(約44億円)だったとのこと。

中国の福利彩票は今年で発行30周年を迎える。これまでの広東省における累計売上は1700億人民元(約2兆7781億円)を超え、調達公益金は528億人民元(約8628億円)に上り、およそ3万件の福祉事業プロジェクトに資金補助を実施したという。

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