年末家族団欒ディナー10%価格上昇

マカオでは例年春節(旧正月)前にレストランで家族団欒ディナーを楽しむ習慣が強い。飲食業関係者によると、市民の消費意欲は旺盛で、旧暦の12月27日(西暦2月7日)までの予約はほぼ満席。さらに、昨年と比べて単価も約10%上昇しているという。

5日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。同関係者によると、価格上昇の要因は仕入価格の上昇に伴う価格転嫁という。しかし、そのような状況の中、市民による今年の家族団欒ディナーの予約は早く、1テーブルあたり6,000~10,000パタカの高価格帯のコースが人気に。最もスタンダードなコースも6,000~8,000パタカと、どちらの価格も昨年と比較して約1割上昇している。マカオの景気が相対的に良好なようだ。

例年、マカオの年末の家族団欒ディナーは旧暦12月27日(今年は2月7日)までがピークで、28、29日(同2月8、9日)は自宅でゆっくり過ごすというスタイル。今年は2月10日に春節を迎えるが、中国大陸からの観光客が大挙してやってくるのは3日(同2月12日)以降と予想されている。

家族でテーブルを囲み、過ぎゆく一年を語り合う(写真はイメージ)―本紙撮影

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