マカオの観光名所タイパヴィレッジに新感覚インド料理店「ゴア・ナイツ」オープン=大航海時代風味のオリジナルカクテルも

このほど、マカオ・タイパ島の観光名所、タイパヴィレッジに新感覚インド料理店「ゴア・ナイツ(Goa Nights)」がオープンした。

同店はタイパヴィレッジを拠点するディベロッパーで、古い南欧風のタウンハウスをレノベーションし、複数のコンセプトの異なるポルトガル料理店を次々と誘致することで、エリアを活性化させてきた実績を持つタイパヴィレッジデスティネーション社と、マカオ半島の人気インド料理店「インディアン・スパイス」とのコラボレーションで誕生した。

シグネチャーメニューのひとつ、フィッシュカレー(写真:Goa Nights/Taipa Village Destination Limited)

シグネチャーメニューのひとつ、フィッシュカレー(写真:Goa Nights/Taipa Village Destination Limited)

ちなみに、マカオでインド料理はメジャーな存在。大航海時代、ゴアに代表されるインドの沿岸都市はヨーロッパ(ポルトガル)とアジア(マカオ)を結ぶ航路の中継基地として栄え、インドの文物が多数マカオにもたらされたためだ。

各種オリジナルカクテルを手掛けるミクソロジストのチェタン・ガンガン氏(写真:Goa Nights/Taipa Village Destination Limited)

各種オリジナルカクテルを手掛けるミクソロジストのチェタン・ガンガン氏(写真:Goa Nights/Taipa Village Destination Limited)

同店のメニューは、ゴアをはじめ、インド各地の伝統料理をモダンにアレンジしたフュージョン風。経験豊かなインド人シェフが調理を担当するが、特にスパイシーというわけではなく、どちらかと優しい味付けで日本人の口にも合う。マカオの有名ポルトガル人シェフ、アンドレ・コレイア氏がフードスタイリングを手掛けており、インスタ映えする美しいプレゼンテーションにも注目だ。また、店内にはボヘミアンスタイルのバーコーナーもあり、受賞歴を持つムンバイ出身のミクソロジスト、チェタン・ガンガン氏によるバスコ・ダ・ガマの航海で訪れた世界の港町をテーマにした各種オリジナルカクテルも用意されている。

「ゴア・ナイツ」内観イメージ(写真:Goa Nights/Taipa Village Destination Limited)

「ゴア・ナイツ」内観イメージ(写真:Goa Nights/Taipa Village Destination Limited)

タイパヴィレッジは土産物店や老舗レストランが多く集まる古くからの人気観光地として知られ、平日でも多くの観光客で賑わうエリアだ。ポルトガル統治時代に建てられた南欧風の町並みが多く残り、エキゾチックかつレトロな雰囲気を感じることができる。大型カジノIR(統合型リゾート)集積地区のコタイ地区に近く、近年になって次々と新たなショップやレストランがオープンするなど、進化が続いている。

「ゴア・ナイツ」外観イメージ(写真:Goa Nights/Taipa Village Destination Limited)

「ゴア・ナイツ」外観イメージ(写真:Goa Nights/Taipa Village Destination Limited)

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