マカオ保安部門合同による深夜の一斉取り締まり実施

 マカオ警察総局は9月10日午後11時から11日午前4時にかけて、「落雷19」作戦の一環としてマカオ税関、治安警察局、司法警察局と合同で一斉取り締まりを実施。警察官及び税関職員310人と警察犬小隊6部隊が出動し、マカオ半島及びコタイ地区のカジノ施設やナイトクラブ、バーに対する巡回のほか、沿岸と海上での警戒を強化して臨んだ。

 今回の取り締まりにおいて、1483人が調査対象となり、このうち91人(男73人、女18人)を詳細調査のため警察署へ同行させたとのこと。結果、中国本土出身の女1人が密入境、中国本土出身の男1人とベトナム人の女1人がオーバーステイ、中国本土出身の男1人が身分証を提示できなかったとして、治安警察局出入境管制部門に移送したという。

 「落雷作戦」は広東省公安庁、香港警務處、マカオ警察総局が長期にわたって連携して展開しているもので、越境組織犯罪の抑止と摘発、区域内の治安維持などが目的。

 マカオ警察総局では、継続してマカオの治安情勢を注視し、場所や方式を問わず様々な巡回及び取り締まりを実施すると同時に、広東省、香港、マカオの警務協力及び情報交流を強化し、越境犯罪の撲滅と区域間の安全と安定の維持に努めるとしている。

カジノ施設に対する巡回の様子(写真:マカオ警察総局)

カジノ施設に対する巡回の様子(写真:マカオ警察総局)

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