マカオ国際空港で旅客の手荷物から禁制品のメリケンサック発見…禁止武器所持で中国本土旅客逮捕

 マカオ治安警察局の発表によれば、12月2日午後2時10分頃、マカオ国際空港を出発する旅客便を利用予定の乗客の荷物の中から禁制品と思われる品が見つかったという空港警備担当からの通報があったという。

 警察官が現場に駆けつけ、荷物の中身を確認したところ、ナックルダスター(メリケンサック)が2個見つかったことから、荷物の持ち主である中国本土出身の男(25)を逮捕したとのこと。男は警察の調べに対し、友人が装飾用として中国本土のネット通販で購入したもので、この友人に手渡すためフィリピンへ持参しようとしたなどと説明したとのこと。警察では、男を禁止武器及び爆発物所持の罪で送検済みとした。

 マカオ国際空港の荷物検査場では旅客の携行品の中から禁止武器に相当する物品が発見される事案が相次いでいる。護身用の商品であっても、同時に攻撃性を有するとみなされることから、マカオでは禁止武器の範疇に含まれている。マカオ国際空港では今年(2019年)3月に制限エリア及び航空機内への持ち込み不可物品リストを更新しており、利用にあたって事前に規定を確認しておきたい。

旅客の手荷物の中から発見されたメリケンサック(写真:マカオ治安警察局)

旅客の手荷物の中から発見されたメリケンサック(写真:マカオ治安警察局)

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