輸出入ともに伸びる―3月対外商品貿易統計

マカオ政府統計調査局は30日、今年(2013)年3月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年比7%増の7.6億パタカ、輸入は同5%増の62.1億パタカとなった。2月の貿易赤字は54.5億パタカ。

輸出のうち、再輸出貨物が前年比16%増の5.8億パタカだったが、地元産品の輸出は同14%減の1.7億パタカだった。

今年第1季(1~3月)の合計は輸出が前年同期比18%増の23.4億パタカ、うち再輸出が34%増の18.8億パタカ、地元産品の輸出は20%減の4.6億パタカ。輸入は同11%増の190.1億パタカ。貿易赤字は166.7億パタカにまで拡大している。

第1季の輸出先のうち、香港が13.7億パタカ、中国本土が3.3億パタカでそれぞれ前年同期比34%、15%増だった一方、米国が1.1億パタカ、欧州連合(EU)が6,650万パタカで同15%、22%の減少となった。

非紡績品の輸出は21.3億パタカで前年比26%増、そのうちダイヤモンド及びダイヤモンドネックレスが2.6億パタカ、時計が2億パタカでそれぞれ90%、122%増。紡績品及び完成衣料品の輸出は26%減、非編み物/非クロセ完成衣料品が1.1億パタカ、編み物/クロセ完成衣料品が7,772万パタカでそれぞれ14%、36%の減少。

第1季の輸入元については中国本土の62.2億パタカ、EUの47.6億パタカで、それぞれ前年比16%、17%増。品目ではコンシューマーグッズが120.3億パタカで15%増、ゴールド製ネックレスが22%増の19.5億パタカ、腕時計が29%増の13.6億パタカで、小型乗用車及びオートバイが24%増の8.3億パタカ、化粧品及びスキンケア商品が33%増の4.9億パタカ。

第1季の対外商品貿易総額は213.5億パタカに達し、前年同期の190.5億パタカから12%の増となった。

なお、第1季の商品輸入総額に占める日本の割合は約6%で、中国本土(33%)、香港(12%)、フランス(9%)、イタリア(9%)、スイス(8%)に次ぐ。

コンシューマーグッズの大半を輸入に頼る(写真はイメージ)―本紙撮影

コンシューマーグッズの大半を輸入に頼る(写真はイメージ)―本紙撮影

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