香港、5/6の新型コロナ市中感染確認ゼロ…輸入性は2人

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。

 香港政府の発表によれば、5月6日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から4人減の2人とのこと。すべて輸入性(海外からの入境者)で、市中感染はゼロだった。

 輸入性の2人はフィリピンとインドネシアからの入境者で、いずれもホームヘルパーとして働くための香港入り。変異株ウイルスではないという。

 香港では、4月30日に市中で感染経路不明の変異株ウイルス感染が初確認されたことを受け、患者の立ち寄り先に滞在した人及び香港でホームヘルパーとして働く約37万人の外国人が強制ウイルス検査の対象となり、香港各所に開設された検査ステーションが進められている。加えて、変異株ウイルス感染者の居住していた複数のマンションの全住民に対する強制隔離検疫令が発出され、立ち寄り先に滞在した人についても強制ウイルス検査の対象とすなどの大がかりな対応が講じられている。

 このほか、翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)については5人以下とのこと。うち1人は先に変異株ウイルス感染が確認されたドバイからの入境者のインド籍の男性とそのガールフレンドが会合のため訪問した先の住民とのこと。

 香港における過去14日間累計の新規感染確認は92人で、その約20%を占める市中感染18人(未分類含む)のうち感染経路不明は4人。ここまでの累計感染確認数は1万1799人。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局が4月26日に公表した資料によれば、今年(2024年)3月の総合消費者…
  2.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  3.  マカオ司法警察局は4月26日、前月(3月)コタイ地区の統合型リゾート(IR)併設カジノ場内にある…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は4月26日、世界知的所有権機関(WIPO)が制定した「世界知的財産の日(…
  5.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴ…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun