マカオ、12月10日の単日インバウンド旅客数が3.1万人に…ホテル客室稼働率も前月から大幅上昇

 マカオ政府旅遊局(MGTO)が12月11日に発出したプレスリリースによれば、同月10日(金曜日)の単日インバウンド旅客数が延べ3万1186人に上ったとのこと。

 また、12月3日から9日までの期間における平均ホテル客室稼働率は56.7%で、11月から9.2ポイント上昇したという。

 MGTOでは、12月は市内各所で多くのイベントが開催されることから、インバウンド旅客の誘引及び旅客による消費に期待できるとした。

 マカオでは、8月初旬及び9月下旬から10月初旬にかけて新型コロナの市中感染確認例が相次ぎ出現。感染力の強いデルタ株だったことから、水際及び域内防疫措置の強化が図られた。その後、10月中旬以降に各種防疫措置は段階的に緩和され、中国本土との間で隔離検疫免除での相互往来も再開。12月10日まで62日連続で市中感染確認例は出現しておらず、落ち着いた状況を維持している。

 このほか、具体的なスケジュールや条件等は未公表だが、中国本土、香港、マカオの三地間で隔離検疫免除の相互往来を再開する準備が進められている。

 マカオ政府統計調査局が公表している最新データによれば、今年1〜10月累計のインバウンド旅客数は前年同時期から32.2%増の608万3773人。10月終了時点で昨年の約590万人を上回る状況。

クリスマスツリーが飾られたマカオの観光名所の様子(資料)=セナド広場(写真:MGTO)

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